GMO AI RAGの料金を徹底解説!無料版と有料版の違いも紹介

こんにちは。GMOプライム・ストラテジーの森岡です。
社内データを使ったAI活用の相談が、ここ最近で一気に増えました。そんな中、多くの方が最初に気にするのは「GMO AI RAGの料金って、結局いくらなの?」というところ。
RAGの導入を考えている人社内の問い合わせ対応をAIに任せたい。GMO AI RAGって料金がいくらか分からないし、無料版があるって聞いたけど何が違うんだろう…。
今回は、こういった疑問に答えます。本記事でわかることは、次のとおり。
- GMO AI RAGの料金プラン(エンタープライズ版・OSS版)の全体像
- 無料のOSS版と有料版で、何がどう違うのか
- 料金以外にかかる「隠れコスト」と総額の考え方
- 他の選択肢と比べて高いのか、安いのか
GMOプライム・ストラテジーでは、RAGの導入を検討する企業に向けて、関連ソリューションを提供しています。本記事では、RAGの料金を構成する要素や見落としやすいコストについて、提供元ならではの視点から分かりやすく解説します。
この記事を読み終えるころには、「自社ならどの版を、いくらくらいで始められるか」の見当がつくはずです。
GMO AI RAGとは?料金を理解するための基礎知識


GMO AI RAGは、GMOプライム・ストラテジーが提供するRAG製品です。有料の「エンタープライズ版」と無料の「OSS版」、2つの形態があります。料金を正しく理解するには、まずこの2階建ての構造を押さえることです。
RAGをざっくり言うと、「質問のたびに、AIが社内資料を辞書みたいに引きにいく仕組み」です。普通のAIは一般知識しか知りませんが、RAGを使うと自社のマニュアルや規程を読んだうえで答えてくれます。
GMO AI RAGの製品についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せて読んでみてください。


GMO AI RAGの2つの提供形態(エンタープライズ版/OSS版)
GMO AI RAGには、性格の違う2つの版があります。
まず有料の「エンタープライズ版」。こちらはクラウド型とオンプレミス型があり、環境構築から運用保守、サポートまでをまとめて任せられるプランです。外部SaaS連携やフル機能のチャットボットも使えます。
もう一方が、無料の「OSS版」。2026年秋の公開を予定していて、RAGのコア機能をそのまま使えます。「まず自分たちで試してみたい」という会社の入り口になる版、という位置づけです。
それぞれどんな企業・用途に向いているか
向き不向きは、はっきり分かれます。
エンタープライズ版が向いているのは、全社導入を見据えていて、セキュリティ要件やサポート体制を重視する企業。金融や製造、自治体のように「データを外に出せない」現場とも相性がいいです。
一方でOSS版は、まず小さく検証したいエンジニアや情報システム部門にぴったり。無料でコア機能を触れるので、「本当に使えるか」を自社で確かめてから予算を取りにいけます。
RAGそのものの仕組みをもう少し深く知りたい方は、こちらの記事もどうぞ。


GMO AI RAGの料金プラン一覧


GMO AI RAGの料金は、エンタープライズ版が環境構築40万円〜、OSS版は無料(2026年秋提供予定)です。まずは全体像を1枚の表で見てみましょう。
※以下は2026年7月時点の参考価格(税別)です。最新の料金は公式ページでご確認ください。
| 項目 | エンタープライズ版(Cloud) | エンタープライズ版(On-Premise) | OSS版 |
|---|---|---|---|
| 初期費用(環境構築) | 40万円〜 | 40万円〜 | 無料 |
| 導入支援 | 80万円〜 | 160万円〜 | オプション |
| 年間運用保守/保守 | 180万円〜(年) | 60万円〜(年) | ー |
| サポート | 66万円〜(年) | 72万円〜(年) | ー |
| 提供時期 | 提供中 | 提供中 | 2026年秋予定 |
数字だけ見ると幅がありますよね。というのも、GMO AI RAGは使い方に合わせて構成を選べるからです。順番に中身を見ていきます。
エンタープライズ版の料金体系
エンタープライズ版は、初期費用と年間費用に分かれています。
初期にかかるのが、環境構築(40万円〜)と導入支援。導入支援はクラウド型が80万円〜、オンプレミス型が160万円〜です。オンプレのほうが高いのは、自社環境に合わせた構築の手間が増えるから、と考えるとわかりやすいかなと思います。
なお、正確な金額は構成によって変わるので、詳しくは見積りが必要です。見積りの依頼方法も後述しますね。
OSS版(無料)の提供内容とリリース時期
OSS版は、初期費用も年間費用も無料です。2026年秋ごろの公開を予定しています。
無料と聞くと「お試し版で機能が絞られてるのでは?」と思うかもですが、そうでもありません。RAGのコア機能はフルで使えますし、MCPやA2A対応のAPIも搭載しています。AGPLというライセンスにもとづいて公開されるOSS、という扱いです。
ただし、サーバーなどのインフラ費用や保守サポート費用は別途必要になります。ここは「無料でもらえる部分」と「自分で用意する部分」を分けて考えるのがポイント。詳しくは、次の章で違いを整理します。
無料のOSS版と有料のエンタープライズ版の違い


2つの版の違いは、「機能範囲・サポート・セキュリティ要件」の3点で選び分けるのが基本です。コア機能は無料でも使えますが、ストレージコネクターや外部SaaS連携オプションの適用はエンタープライズ版限定になります。
言い換えると、「試すのは無料、本格運用で必要な分だけ有料」という設計ですね。
機能・サポートの比較
まず、どこまでが無料でどこからが有料か。ざっくり表にすると、こんな感じです。
| 機能 | OSS版(無料) | エンタープライズ版(有料) |
|---|---|---|
| RAG基本機能 | ○ | ○ |
| Windowsファイル共有サーバー連携 | ○ | ○ |
| 管理画面 | ○ | ○ |
| 専用チャットクライアント | ○ | ○ |
| MCPサーバー連携(Copilot・Claude等) | ○ | ○ |
| WordPress版AIチャットボット | ー | ○ |
| チューンドRAG オプション | ー | ○ |
| ストレージ連携(M365 SharePoint・Google Workspace等)オプション | ー | ○ |
| 連携用API(社内システム・SaaSアプリ等)オプション | ー | ○ |
| リモートMCP(Gmail・Slack等)オプション | ー | ○ |
| Microsoft Office ファイル オプション | ー | ○ |
| 運用保守・技術サポート | ー | ○ |
こうして並べると、境界線がはっきりします。RAGとして「社内データを読んで答える」という核の部分は、無料でもちゃんと使えます。有償になるのは、外部サービスとつないだり、既存ストレージとの連携を行う「拡張」の部分、というわけです。
OSS版が向いているケース/エンタープライズ版が必要なケース
どちらを選ぶかは、目的次第です。
OSS版が向いているのは、「まずコア機能を検証したい」「小規模で試したい」というケース。エンジニアが自分たちで触って、効果を確かめる用途にぴったりです。
一方でエンタープライズ版が必要になるのは、「外部SaaSと連携したい」「フル機能のチャットボットを全社で使いたい」といったケース。運用やサポートまで任せたい会社も、こちらです。ここまでくると、無料版では手が足りなくなってきます。
ぶっちゃけ、いきなり有料版を契約しなくても大丈夫です。OSS版で試してから決める、という順番がいちばんリスクが低いかなと思います。
料金以外にかかる費用は?RAG導入の総コストの考え方


RAG導入の総コストは、本体料金だけでは決まりません。「初期構築」「ランニング」「見積もり時の確認」の3つに分けて考えるのが、失敗しないコツです。
というのも、RAGは導入して終わりではなく、動かし続けるものだから。ここを見落とすと、あとで「思ったより高かった」となりがちです。
初期構築・データ整備にかかる費用
まず初期にかかるのが、環境構築と導入支援の費用です。
GMO AI RAGの場合、エンタープライズ版なら環境構築40万円〜、導入支援80万円〜(クラウド)が目安。ここに、社内データを整える手間が加わります。
正直に言うと、弊社が支援してきた企業を見るかぎり、つまずくのはたいてい「データが整理されていない会社」です。RAGを入れても、元の資料がバラバラだと精度は出ません。ここは料金表に載らない、でも大事なコストだったりします。
LLM利用料・インフラ費用などのランニングコスト
毎月かかるのが、インフラ費用とLLMの利用料です。
たとえばGMO AI RAGエンタープライズ版のクラウド型だと、AWSの利用料が別途かかります(実費請求)。OSS版を使う場合も、サーバーなどのインフラは自分たちで用意する必要があります。
ここは「RAGソフトウェアが無料でも、動かす環境にはお金はかかる」という話。表に出てくる金額の外側に、こうしたランニングがあることを頭に入れておくと安心です。
見積り時に確認すべきチェックリスト
見積りをもらうときは、次の項目を確認しておくと安心です。
- 環境構築・導入支援の初期費用はいくらか
- 年間の運用保守・サポート費はいくらか
- インフラ費用(AWS等)は料金に含まれるか、別途か
- LLMのAPI利用料はどちら持ちか
- 想定ユーザー数で金額がどう変わるか
このあたりを最初に押さえておくと、「聞いてなかった費用」が後から出てくるのを防げます。以下の詳細資料では、概要はもちろん、費用についても触れています。もちろん、無料でダウンロードできるのでぜひ。


なお、RAGがどれだけ業務時間を減らせるか、費用対効果の考え方については、こちらの記事が参考になります。


GMO AI RAGの料金は高い?他の選択肢との比較


GMO AI RAGの料金は、他の選択肢と比べて特別に高いわけではありません。むしろ「無料版から始められる」という点で、入り口のハードルは低いほうです。
とはいえ、高い・安いは比べる相手によって変わります。2つの軸で見ていきましょう。
一般的なRAGツール・構築サービスとの相場比較
法人向けのRAGツールは、月額数万円のものから、個別開発で数千万円規模になるものまで幅があります。
GMO AI RAGは、エンタープライズ版が環境構築40万円〜。ここに運用保守が加わる形です。単純な月額ツールよりは初期がかかりますが、運用・サポートまで込みだと考えると、そこまで割高ではないかなと思います。
しかも、まずOSS版で無料検証できる。この「試してから決められる」点は、RAG製品市場のなかでも珍しい強みです。
自社構築(スクラッチ開発)との比較
もう一つの選択肢が、自社でゼロから作る方法です。
一見、外注しないぶん安く見えます。でも、スクラッチ開発は見えないコストが大きいです。開発の工数、保守の負担、セキュリティ対応。これを全部自社で抱えると、結局は高くつくケースが多いです。
その点、GMO AI RAGは国産のフルスタックで提供されていて、運用まで任せられます。「作る」より「使う」ほうが、トータルでは軽くなることも多い、という感じですね。
費用を抑えてGMO AI RAGを導入する方法


費用を抑えるいちばんの近道は、「OSS版で小さく始めて、必要になったら有料版に広げる」こと。最初から全部を揃えようとしないのがコツです。
正直、いきなり全社導入すると、失敗したときのダメージが大きすぎます。まずは小さく試すのが正解かなと思います。
OSS版から小さく導入してみる
まずは無料のOSS版から始めるのがおすすめです。
コア機能はフルで使えるので、「自社データで欲しい答えがちゃんと返ってくるか」を、お金をかけずに確かめられます。ここで手ごたえを掴んでから、有料版の予算を取りにいく。この順番なら、社内の説明もしやすいはずです。
段階的に導入(部門単位→全社)を試してみる
次のステップは、範囲を絞った段階導入です。
いきなり全社ではなく、まず1部門で使ってみる。そこで効果が出たら、隣の部門、そして全社へと広げていく。この進め方なら、リスクを抑えつつ、実績を積みながら拡大できます。
「小さく試す→効果を見て広げる」。地味ですが、これがいちばん堅いやり方だったりします。
なお、お試しから成果につなげる具体的な進め方は、こちらの記事をどうぞ。


GMO AI RAGの料金に関するよくある質問


最後に、料金まわりでよく聞かれる質問をまとめておきます。
無料版はありますか?
あります。無料の「OSS版」を、2026年秋に公開予定です。RAGのコア機能をフルで使えます。ただし、インフラ費用やサポートは別途必要になります。
初期費用は発生する?
エンタープライズ版は、環境構築として40万円〜の初期費用がかかります。OSS版の初期費用は無料です(インフラは別途)。
API利用料は別ですか?
はい、外部LLM(GPT,Claude,Geminiなど)のAPI利用料はGMO AI RAGには含まれていません。こちらはLLMベンダーによって費用体系が異なりますので、各外部LLMベンダーに直接お問い合わせ下さい。
GMO AI RAGの見積りはどのように依頼できる?
弊社公式サイトのお問い合わせフォームから依頼できます。想定するユーザー数や使い方などをお伝え頂けると幸いです。
サポートサービスの提供はありますか?
エンタープライズ版ではメール技術サポートや運用保守を提供します。(年間費用)。OSS版についてはサポートサービスの提供はありません。
契約期間の縛りはありますか?
契約条件は構成によって変わります。お見積り時に、あわせて確認しておくのが確実です。
OSS版から有料版への移行はできますか?
できます。まずOSS版で検証して、本格運用のタイミングでエンタープライズ版に移行する。この流れが、いちばんリスクの少ない進め方です。
導入の投資対効果(ROI)はどのくらいで回収できますか?
これは使い方しだいで大きく変わります。目安としては、社内の問い合わせ対応や検索にかかっていた時間を、どれだけ減らせるかで考えるのが基本です。詳しい試算の考え方は、別記事で解説予定です。
まとめ:GMO AI RAGは「無料版で試して、必要な分だけ有料化」が現実解
というわけで、今回は以上です。GMO AI RAGの料金について、要点を振り返っておきます。
- GMO AI RAGには、有料の「エンタープライズ版」と無料の「OSS版」がある
- エンタープライズ版は環境構築40万円〜、OSS版は無料(2026年秋頃公開予定)
- 無料でもコア機能は使える。外部連携やフル機能は有料版
- 本体料金のほかに、インフラ費用やLLM利用料がかかる点は要チェック
- 迷ったら、OSS版で試してから有料版に広げるのが堅い
料金表の数字だけを見て「高い・安い」を判断すると、たいてい後悔します。大事なのは、小さく試して、自社に合うかを確かめること。今日から動く会社と、様子見のままの会社では、1年後にけっこうな差がつくはずです。
なお、「仕組みはわかったけど、自社で構築するのは大変そう」という方も多いはず。そういった声に応えるために、弊社はGMO AI RAGを作りました。まず料金や機能を詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。









