Webディレクターが選ぶWeb制作者向けWordPressリニューアル提案を差別化する方法

こんにちは、マーケティング部 AIマーケティング推進課の森山です。
私は現在エンジニアをしていますが、2年前までWeb制作会社でディレクターを8年していました。営業から制作ディレクション、納品後のサポートまで、一通り担当してきました。
担当エリアは西日本で、国立大学などの教育機関、医療、建築、レジャー施設、飲食店など、さまざまな業種のクライアントを担当していましたが、商談の9割はコンペだったため、クライアントの課題をヒアリングし、提案内容を考え、提案書を作ってプレゼンをして受注するという業務を日々行っていました。
Webサイトについて、クライアントがどのような悩みを持っているか直接聞いていたのですが、業種や規模は違っても、相談内容には共通するパターンがあります。
Web制作会社に寄せられる、よくあるWebサイトの悩み
クライアントからよく聞く悩みには、次のようなものがあります。
- 人手が足りず、問い合わせに追われて業務が進まない
- 情報量が多く、サイトの導線が悪いためユーザーが途中で離脱してしまう
- 自社の強みやサービス内容を、サイト内で十分に伝えられていない
- 欲しい情報を探すのが大変
- ページを継ぎ足してきた結果、サイト構成が複雑になってしまった
- 製品数やカテゴリーが多く、似た製品の違いやサイズ違いを探しにくい
- サイト内検索がなく、商品やサービスを見つけられない
こうした悩みは、大きく分けると以下の4つに分類できます。
| 課題の分類 | 具体的な悩み |
|---|---|
| 人手・対応力の不足 | 問い合わせ対応に時間がかかり、本来の業務が遅れてしまう |
| 情報設計の問題 | ページが増えすぎて構成が複雑、メニューから目的のページにたどり着けない |
| 検索性・探しやすさの問題 | 製品数やカテゴリーが多く、欲しい情報を見つけられない |
| 訴求・案内の不足 | 自社のサービスや強みを、ユーザーの状況に合わせて伝えきれない |
これらを解決するために、クライアントは「Webサイトをリニューアルしたい」と制作会社へ相談してきます。
リニューアルだけでは、解決しきれないこともある
Webサイトのリニューアルでは、例えば次のような改善を提案したとします。
- 商品やサービスのカテゴリーを整理する
- サイト構成を見直す
- ヘッダーメニューや導線を改修する
- サイト内検索を設置する
- 強みや選ばれる理由を整理して、コンテンツに反映する
どれも大切な施策です。ただ、これらを実施しても「本当にユーザーが迷わないサイトになったか」というと、期待したほど成果が出ないケースもあります。
サイトの構成を整理しても、ユーザーは必ずしも制作側が想定した順番で情報を探すわけではありません。特に製品数が多いサイト、専門用語が多いサイト、後からページをどんどん追加してきたサイトでは、メニューやカテゴリーを整えても迷ってしまうことがあります。
WordPressリニューアルの提案を、AI導入提案へ
WordPressでサイトをリニューアルする提案は、どの制作会社でも内容が似やすい傾向があります。デザインの刷新、スマートフォン対応、CMS化、サイト構成の見直し、公開後の保守サポートなど、提案できる内容がパターン化しやすいためです。
コンペの場合、似たような提案ばかりが並んだ状況では、最終的に制作費の比較になってしまうことも少なくありません。
そこで、「AIチャットボットも含めて、ユーザーが迷いにくいWebサイトへリニューアルする」という提案です。
現在、中小企業のWebサイトでは、AIを導入したサイトはまだ多くありません。
様々な企業がAIを導入する動きが増える一方で、どうやってAIを活用すれば良いかわからない企業が多くあります。
上司からの指示でChatGPTを契約したが、結局検索にしか使えていない。他にも使えるだろうと聞いていても、どう活用できるのかわからないというクライアントに、AIチャットボットは興味を持っていただける提案ではないでしょうか?
単なる見た目や構成のリニューアルではなく、AIを活用してユーザーの質問に応えるサイトへ改善する。これは単なるリニューアルだけではなく、AI活用の課題も一緒に解決できる提案になると思います。
そして他のWeb制作会社との差別化にもなりますし、クライアントの同業他社サイトにAIチャットボットがなければ、斬新な提案という印象をクライアントに与えられるかもしれません。AIチャットボットを入れたリニューアルとは、AIも活用できて、ユーザーの離脱率を減らせる可能性もあり、問い合わせの手間も減らせられるという提案になるので、複数の課題を解決できる可能性を秘めています。
リニューアル提案の価値が変わるAIチャットボットとは
AIチャットボットを設置すると、サイトを訪れたユーザーが自分の言葉で質問できるようになります。
例えば、次のような質問です。
- 「〇〇と△△の違いを教えてください」
- 「予算に合う製品を探しています」
- 「導入までの流れを知りたいです」
- 「この条件に合う商品はありますか?」
GMO AI RAGチャットはその名の通りRAGの仕組みを利用しています。
つまり、単に会話するだけのAIではなく、企業サイトのサービス情報や製品情報をもとに、ユーザーの質問へ案内するAIチャットボットです。
メニューをたどって探す方法に加えて、「聞けば案内してもらえる」選択肢を用意できます。特に、カテゴリーが多いサイトや、情報量の多い企業サイトでは、ユーザーの探しやすさの改善につながります。
公開後の改善提案にもつながる「利用状況」機能
リニューアルした後の保守提案は、どのような内容をクライアントへ伝えていますか?
「月に○時間まで相談可能」「月に1回レポートを作成」「WordPressやプラグインを更新」といった保守メニューは、多くの制作会社で見かけます。必要な内容ではありますが、クライアントから見ると違いがわかりにくく、保守によって自社サイトがどう良くなるのかを具体的にイメージしにくいことがあります。
そこで、GMO AI RAGチャットの「利用状況」機能を活用した保守提案はいかがでしょうか。
GMO AI RAGチャットの管理画面では、質問が多いページや質問されやすい時間帯などを確認できます。リニューアル後に蓄積したデータを確認することで、ユーザーがどのページで迷い、どのような情報を求めているのかを把握する手がかりになります。

例えば、保守提案を次のように具体化できます。
公開から3か月後に、AIチャットボットの利用状況のデータを分析します。
質問が多いページや内容を確認し、情報が不足しているページ、導線を見直した方がよいページを整理したうえで、改善提案レポートを提出します。
このように伝えれば、クライアントも「公開後に何をしてもらえるのか」「自社サイトがどのように改善されるのか」をイメージしやすくなります。
例えば、特定の製品ページで質問が多い場合は、比較ポイントや選び方の説明が不足しているかもしれません。その場合は、よくある質問の追加、比較表の作成、関連ページへのリンク追加などを改善案として提案できます。
保守を、更新作業やトラブル対応だけで終わらせず、実際の利用状況をもとにサイトを育てていく支援へ広げる。AIチャットボットの導入は、リニューアル提案だけでなく、公開後の保守提案にも具体的な価値を加えられる選択肢です。
チャットボット導入で起こりがちな課題
AIチャットボットを自社で一から開発する場合、当然ながら時間と工数がかかります。開発するエンジニアも必要です。
既存のチャットボットサービスを利用する場合も、機能だけで選ぶことはできません。自社で構築するWordPressサイトに設置できるか、リニューアル後のデザインに合わせられるか、公開後に運用しやすいかを確認する必要があります。
例えば、チャットサービス名が画面上に表示されたまま変更できなかったり、アイコンや設置場所を調整できなかったりすると、リニューアルしたサイトに後からチャットを取り付けたような印象になってしまいます。Webサイトのデザインを大切にする制作会社にとっては、見た目と導線を調整できることも重要な選定条件です。
GMO AI RAGチャットなら、WordPressサイトへ簡単に導入できる
GMO AI RAGチャットは、こうした導入時の確認を進めやすいWordPressプラグインです。WordPressで構築されているサイトであれば、プラグインとして簡単にインストールできます。
開発中の段階では、無償のお試し用シリアルを使って導入・動作確認を行えます。開発環境やテストサイトで、チャットボットが問題なく表示・動作するか、サイトのデザインに合わせられるかを確認し、公開直前に有償シリアルへ切り替えるという使い方が可能です。
開発段階から有償契約を始める必要がないため、動作確認やデザイン調整にかかる期間の費用を気にせず導入を進められます。実際のサイトで確認してから公開できるため、制作会社にとってもクライアントにとっても安心です。
公開時はシリアル番号を購入して切り替えるだけで利用でき、導入費用はかかりません。シリアル番号は月額2,200円です。

また、管理画面から次のようなカスタマイズを行えます。
| カスタマイズできる項目 | できること |
|---|---|
| 色 | サイトのブランドカラーやデザインに合わせて変更 |
| チャットアイコン | サイトの世界観に合わせたアイコンへ変更 |
| チャットタイトル | サービス名や案内役の名称に変更 |
| ウェルカムメッセージ | サイトの目的に合わせた最初の案内文に変更 |
| 配置場所 | デザインや導線に合わせて表示位置を調整 |
UIの多くを管理画面から簡単に変更できるため、リニューアル後のデザインに合わせやすい点が特長です。
WP管理画面から簡単に変更できるので、クライアント側でメッセージを都度変更したりすることが可能なので、納品後のサポートの手間もないかと思います。

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まとめ:AIチャットボットは、提案の幅を広げる選択肢
Webサイトのリニューアルでは、カテゴリー整理、サイト構成の見直し、メニュー改善といった施策が基本になります。
そこにAIチャットボットを加えることで、「探しやすいサイト」から「質問すれば案内してくれるサイト」へ一歩進めることができます。
人手不足、問い合わせ対応、情報量の多さ、複雑な製品カテゴリーといったクライアントの悩みに対して、より具体的な解決策として提案しやすくなると思います。
クライアントの課題解決の選択肢の一つとして、AIチャットボットを検討してみてはいかがでしょうか。
今回のコラムはここまで、また次回のコラムでお会いしましょう。